大豆サプリと悪玉コレステロール

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大豆サプリと悪玉コレステロール

大豆は、畑の肉と呼ばれるほど良質なタンパク源で、ビタミンやミネラルも豊富に含む食品です。最近では、血中コレステロールを減らすなど生理活性作用をもつ成分に注目が集まり、サプリとしても人気の的となっています。
大豆のサプリとしては、古株といえるのが豆乳です。今では身近な飲料と化しました、コレステロール対策に有用な成分の宝庫でもあるのです。
大豆タンパクの主成分グリシニンには、血中コレステロールを減らす働きがあります。さらに、大豆サポニンには、脂質の過酸化を防ぎ、代謝を促す働きがあります。サポニンは、脂肪の吸収を抑え、分解を促す働きもあるので、ダイエットにも使えます。
ただ、豆乳自体には青臭いにおいがデメリットで、飲みやすくするために、調整豆乳には、糖分や着香料が使われています。この点で、サプリとしては、少々の難アリといえるでしょう。
また、大豆にはイソフラボンという配糖体の成分も含まれていて、やはり血中コレステロールを下げる効果があり、サプリとしても有望な成分です。こちらは女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをする点がユニークです。
女性は閉経後、高コレステロール血症が多く認められるのですが、原因には更年期を迎えて、エストロゲンの分泌量が少なくなることがあげられます。食生活に大きな変化がなくても、多くの女性の身に起こる、いわば生理現象といえますが、イソフラボンの摂取でかなりの部分カバーすることが可能です。そうはいっても、納豆や豆腐の摂取をがんばって増やしたところで、とうてい追いつくものではないので、中高年の女性にはとくに、サプリでイソフラボンの摂取が望まれます。

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